皆様に大事なお知らせです👂
国民生活センターのHPにて公表された資料をご紹介します。
屋根工事の点検商法トラブルが増えています
点検商法とは「近所で行う工事の挨拶に来た」と言って突然訪問し「屋根瓦がズレているため点検してあげる」と言って点検した後、「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。
2022年度の屋根工事の点検商法に関する相談件数は過去5年で最も多くなり、2018年度の約3倍になっています。
点検商法の相談全体に占める屋根工事の相談割合が、全体の3割を超えています。
主な相談事例
【事例1】「屋根瓦がズレているのが見えた」と訪問した業者との契約をクーリングオフしたい。
【事例2】実家の父がずれた瓦の写真を見せられ修理工事の契約をしたがキャンセルできるか。
【事例3】屋根や外壁、軒下の修繕を次々と勧誘されて契約してしまった。
【事例4】「近所で工事している」というので点検依頼したが、近所の工事は嘘だった。
【事例5】ドローンで撮影したという写真を見せられ契約したが解約したい。
契約当事者の8割超が60歳以上で、特に高齢者に注意して欲しいトラブルです。
悪質な業者は巧妙なトークで消費者に近づき、本来消費者が望んでいない高額の屋根工事を契約させています。
相談事例からみる勧誘トーク
①訪問・点検のきっかけとなるトーク
「近くで工事をしている者です」「工事の挨拶に来ました」「お宅の瓦がズレいるのが見えましたよ」「屋根が浮いているみたいですね、無料で点検してあげます」「近所をドローンで撮影していたら、屋根が傷んでいるのが見えました」「知り合いに業者がいないならみてあげますよ」 など
②消費者の不安をあおるトーク
「このままだと台風が来たら雨漏りしますよ」「瓦が飛んで近所の人にも迷惑がかかってしまします」「すぐに直さなければ大変なことに・・・」「ドローンで見るとこんなに傷んでいます」 など
③消費者の負担が軽くなると思わせるトーク
「この場で契約するなら特別に安くしますよ」「通常より大幅に割り引いた価格です」
「保険金を使って修理すればいいじゃないですか」「保険申請の手続きもしてあげます」
など
④次々に違う工事やサービスを勧誘するトーク
「外壁も傷んでいて工事が必要だ」「シロアリがいたので駆除しなければ」 など
知っておいて📢 トラブル回避のポイント👆
🔹突然訪問してきた業者には安易に点検させない
🔹すぐに契約せず、複数社から見積もりをとるなど十分に検討する
🔹保険金を利用できるというトークには気を付ける
🔹クーリングオフや契約の取り消しができる場合もある
🔹困ったときは最寄りの消費生活センター等に相談
🔸消費者ホットライン📞「188(いやや!)」番📞
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の番号です
身近な高齢者を守るために👵👴
消費生活センター等への相談は、家族やホームヘルパー、地域包括支援センターなどの職員からでも可能です。
高齢者の消費者トラブルを防ぐためには、不審な人間が出入りしていたり、困った様子がうかがえたりしないか等、日ごろから高齢者の生活にいち早く気づくことがとても重要です。
身近な高齢者がトラブルにあっているのではないかと気づいた場合は、出来るだけ早く相談して下さい。
みなさま、お気をつけください👆
最後までお読みいただきありがとうございます😊
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